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勾配

​​詩


「青萌ゆ日々へ」

      匿名(滝ノ上)


晩夏すぎゆく黄昏の
ひとり歩きの切なさに 
今日の姿のひとひらと
聞こえし声をくりかえす

学び舎つつむ潮騒と
ゆれる紅葉のさびしさに
見つめし遠い横笑顔
凍え心も温まり

 降れどつもらぬ初雪を
 思いつもらせながむれば
       ながむれど



君が香りも最後とや
蛍の光 桜花
早打つ胸は熱き渦
別るる時はせまり来し
別るる時がせまり来し

されど 言葉が紡げずに
されど 言葉を紡げずに
されど 言葉は


  今ぞ暮らせる山里の
  出窓さしこむ陽光に
  古き日記は朽ちるとも
  青萌ゆ日々は 色褪せず

紅葉

「おせんべ」

  

    りんくん(滝ノ上)


 

きのう おせんべたべたよ

おとうさんの
しゅっちょうの おみやげ

ぱりっ ぱりっ

おとうさんは
にまい

いっしょにたべちゃったよ

ばりっ ばりっ

ぼくも にまいたべてみた

ばりっ ばりっ

みくちゃんは まだ

ちっちゃいから
ようちえんのこどもになったら
あげるね

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